小麦と言えば、パンや麺、お菓子やケーキなど様々な食品の原料となる食材ですが、丹羽SODにも小麦や小麦胚芽が含まれています。小麦にはどんな栄養が含まれているのでしょうか。
人類最古の作物と言われ、日本では弥生時代から作られてきた小麦。人類と長く共存し、人類の健康を支えてきた小麦の健康成分と、その中でも健康成分に注目が集まっている小麦胚芽について、詳しく見ていきたいと思います。
小麦に含まれる栄養
小麦に含まれる健康成分
小麦胚芽とは
まとめ
小麦に含まれる栄養
小麦(パン、麺など)はご存じの方も多い通り、米と同じく主食となることが多い食品です。
そのため、主として含まれる栄養素も米と同じく炭水化物(糖質)です。昨今では炭水化物というと、太るというイメージが強くなり、あまり摂らないほうがいいと認識する方も増えてしまいました。
しかし、炭水化物は人間が生命活動を行う上で最も重要なエネルギー源となる栄養です。炭水化物を全く摂らなければ、倦怠感に襲われたり、思考能力が低下したりと生活に悪影響が出てしまいます。もちろん摂りすぎると脂肪として蓄えられてしまいますが、適量の炭水化物は私たち人間の生命維持になくてはならないものなのです。
また小麦にはたんぱく質やビタミン、ミネラルも豊富に含まれています。小麦に含まれる健康成分について詳しく見ていきたいと思います。
小麦に含まれる健康成分
小麦ポリフェノール
ポリフェノールと言えば、ワインやチョコレートを思い起こす人が多いと思いますが、小麦にもポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールとは抗酸化物質の一種で、酸化(サビ)を防いでくれる物質です。人の体には活性酸素が絶えず発生しています。この活性酸素が体内で動き回ることにより、細胞の酸化が促進されてしまうのです。
このような活性酸素の活動により生活習慣病やがんの発症リスクが高められることが知られています。
この活性酸素の活動を穏やかにしてくれるのがポリフェノールです。
丹羽SODの原料である小麦の、小麦ポリフェノールを摂ることで、肥満の予防や糖尿病の抑制効果が期待できるといわれています。
小麦アルブミン
小麦アルブミンは小麦の中の水溶性たんぱく質の一種です。
口から摂ったでんぷん(糖質)は消化酵素であるアミラーゼと混ざり合うことで、分解吸収されていきます。
その過程で、血糖値が上昇することになります。
丹羽SODに含まれる小麦の小麦アルブミンには、アミラーゼの働きを穏やかにする働きがあります。つまり、小麦アルブミンを食事と一緒に摂ることで、アミラーゼの働きが穏やかになり、でんぷん(糖質)がゆっくりと消化吸収されることになり、急激な血糖値の上昇を防いでくれるのです。
小麦グルテン加水分解物
小麦グルテン加水分解物とは、小麦に含まれる不溶性たんぱく質の一種であるグルテンを加水分解した物質です。
小麦胚芽とは
丹羽SODには小麦のほかに「小麦胚芽」も原材料として使用されています。小麦胚芽は小麦の核となる部分でやがて芽となり成長する部分でもあります。
小麦胚芽やスプラウトなど「芽」には、これから大きく成長するための栄養がぎゅっと詰め込まれています。小麦胚芽はまさに小麦の生命源なのです。
では、小麦胚芽の健康成分についてみていきましょう。
小麦胚芽に含まれる健康成分
ビタミンB2
人間が運動したり、活動したりすることにより体内では乳酸が作り出されます。乳酸が蓄積されると筋肉痛などになって現れ、疲労感を感じやすくなります。
丹羽SODの原料である小麦胚芽に含まれるビタミンB2は、乳酸を分解する働きがあります。
乳酸が分解されることにより疲労感は軽減されます。
ビタミンE
ビタミンEにはほかのビタミン類とは比べ物にならないくらいの、抗酸化作用があります。先に述べたように人間の体は絶えず酸化を繰り返しており、酸化することにより健康被害や老化現象が起こりやすくなります。
ビタミンEには、その酸化を食い止める抗酸化作用が秘められているのです。
オクタコサノール
このオクタコサノールは、体内のエネルギーが不足状態になった時に活躍する栄養素です。長距離走や長時間の労働などにより、エネルギーが不足状態になると、人間のからだは今まで蓄えていたグリコーゲンを分解し、エネルギー源にし、活動を続けます。
グリコーゲンをスムーズにエネルギー源に変える働きを持つのが、オクタコサノールです。
つまり、このオクタコサノールを摂ることにより、持久力の向上が期待できるのです。
まとめ
小麦と小麦の核である小麦胚芽の栄養や健康成分について、詳しく解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
丹羽SODに含まれる、小麦と小麦胚芽には数多くの優良な成分が含まれていることがおわかりいただけましたら幸いです。
管理栄養士
管理栄養士として、病院・保育園で長年勤務している。保育園では献立作成・発注・大量調理・食育を担当。現在は病院にて、栄養指導・栄養管理・献立作成などを担当している。 プライベートでは、5歳と2歳の兄妹の母として家族の健康を守るべく日々奮闘しております。