旬の食材

実は冬が旬!レモンの魅力を徹底解説

さわやかな香りとさっぱりした味覚で夏のイメージが強いレモンですが、実は国産のものはみかんなどの柑橘類と同じく冬が旬で、収穫時期は10月から3月頃にピークを迎えます。スーパーで見かけるレモンはアメリカ産やチリ産が多いですが、輸入物はどうしても農薬の使用が気になってしまいます。レモンと言えば皮ごと使うことも多いので、農薬は少ないほうがいいですよね。冬の時期は国産のレモンが出回り、安心して皮ごとのレモンを楽しめる貴重な時期です。ぜひこの季節にレモンを楽しみましょう。今回の記事ではそんなレモンの栄養成分を徹底解説していきます。

最後にはレシピもご紹介しますので、ぜひご覧になってくださいね。

主な産地

国産のレモンは広島県で約半数以上が生産されています。広島に続き、愛媛、和歌山、熊本、佐賀が続きます。温州ミカンの産地とだいたい同じですね。

 

レモンの栄養

ではそんなレモンの栄養について細かく見ていきましょう。

▼クエン酸

レモンの酸っぱい味の成分はクエン酸です。クエン酸はレモンの果汁の部分にたくさん含まれています。クエン酸にはカルシウムを効率よく吸収できる形に変えてくれるキレート作用があります。キレートとはギリシャ語ではカニのはさみという意味で、レモンに含まれるクエン酸はカルシウムの分子をカニのはさみで小さく分解し吸収率を上げてくれるのです。

▼ビタミンC

レモンと言えばビタミンCを思い浮かべることでしょう。レモンの果汁の中にはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは皮膚の健康維持や再生作用促進効果があるので、シミしわ対策などのアンチエイジング効果が期待できます。そのほかにも、抗酸化作用がありますので、風邪予防にもうってつけです。

▼ポリフェノール

レモンには果皮や果汁には、ヘスペリジン、リモノイド、エリオシトリンなど数種類のポリフェノールが含まれています。ポリフェノールには強い抗酸化作用がありますので、体の老化現象の抑制が期待できます。

▼リモネン

レモン特有のさわやかな香りの成分はリモネンと呼ばれています。リモネンはレモンの皮の部分に多く含まれています。リモネンにはリラックス効果があります。化粧品や入浴剤の香りにレモンが多いのにもうなずけますね。

おすすめの使い方や食べ方

レモンはケーキやゼリーなどのスイーツ、ドリンクなどに入れてさわやかな酸味を生かすことができます。そのほかにも、料理にも使いやすく、お酢の代わりにレモン果汁を使えば、酸味だけでなくさわやかな香りも楽しむことができます。レモンそのものをそのまま食べるのは酸っぱいですが、砂糖漬けやはちみつ漬け、塩漬けなどにすると、そのままでも食べられるようになり、長期間楽しむこともできます。

レモンを使ったおすすめレシピ

レタスとレモンのサラダペンネ

材料(2人分)

レタス120g
レモン1個
乾燥ペンネ80g
ツナ缶1缶
砂糖小さじ1/2
塩小さじ1/4
黒コショウ少々
オリーブオイル大さじ2杯

作り方

  • ①ペンネは茹でて柔らかくし、レタスは一口大にちぎり水でさらし、レモンの半分は果汁をしぼりもう半分は薄いいちょう切りにし塩もみしておきます
  • ②レモン果汁と砂糖、塩、黒コショウ、オリーブオイルを混ぜ合わせます
  • ③①で準備した食材と②のドレッシングを混ぜ合わせ、皿に盛れば完成です
塩レモン

レモンを丸ごと塩漬けにし、発酵させた絶品調味料です。肉のうまみアップや魚の臭みけしに最適!

材料

レモン3個
食塩50g

作り方

  • レモンをよく洗い水けをふき、両端を切り落とし8等分のくし形にする
  • 煮沸消毒した瓶に①のレモンと食塩を入れる
  • 冷暗所で1か月以上置けば完成です(1日に1度は逆さまにし水分を全体に回してください)

使い方

・塩レモン液に鶏肉を漬け込んで焼いたり揚げたりすれば鶏肉がふっくらします

・塩レモン液、みじん切りの塩レモンにオリーブオイルを加えればドレッシングの完成です

・スープの隠し味やなべ料理の薬味にもぴったりです

・みじん切りにした塩レモンをバターに混ぜればさわやかな朝食作りにも役立ちます

塩レモンパウンドケーキ

材料(18cmパウンド型)

薄力粉80g
ベーキングパウダー小さじ1/2
無塩バター90g
砂糖80g
卵1個
卵黄1個分
牛乳大さじ1
塩レモン20g

作り方

作り方

①塩レモンをみじん切りにし、卵、バターは常温に戻し、型にクッキングシートをひいておきます

オーブンは180度に予熱しておきます

②卵、卵黄、牛乳をよく混ぜ合わせます

③①のバターを泡だて器でよく混ぜます

④③に砂糖を加えさらによく混ぜます

⑤④に②を加えさらによく混ぜます

⑥⑤に薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れ、ヘラでさっくりと混ぜます

⑦生地を型に流しいれ形を整えます

⑧180度に熱したオーブンで40分ほど焼けば完成です

まとめ

レモンの栄養やレシピをご紹介しましたがいかがでしたか?魅力的な栄養素やバリエーション豊富な使い道に驚かれたことかと思います。国産のレモンの出回る冬の時期、ぜひレモンを楽しんでくださいね。

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