しっかり水分補給しましょう

胎児 90%
新生児 75%
子ども 70%
成人 60~65%
老人 50%~55%

上の表はカラダの水分量、人間のカラダのほとんどは水分なのです。
しかし、人間は1%の水分を失っただけで喉がかわきます。
生命維持のために水分は絶対に欠かせないのです。
寝ているだけ体内の水分は肺と皮膚の呼吸で約20/kg /日(体重は50kgの人であれば約1000ml)を失っています。
体内の水分は汗や尿となって排泄され、失われた水分を補給することにより体内に循環させます。

水分の働き

  • 血液となり体内に栄養分を運搬する
  • 老廃物を体外へ排出
  • 体液となり細胞の働きを助ける
  • 浸透圧を保つ
  • 体温調整
  • 体の冷却作用で熱中症を防ぐ

体内の水分は塩分(ナトリウム)やカリウムが溶け込んでいます。そして体は水分量とナトリウム濃度を一定に保つ働きをしています。
ナトリウム濃度が高くなると喉が渇き水分摂取量が増えます。更にのどの渇きに脳が反応し腎臓からの尿量を少なくするホルモンが分泌されます。
そのようにして体の水分量を増やし、ナトリウム濃度とのバランスを取ります。
反対にナトリウム濃度が低くなると腎臓から排出される尿の量が多くなり血液中の水分量が減ることでバランスが保たれます。

水分量が不足すると

  • 新陳代謝が鈍る
  • 血液中に含まれる糖や脂質が排泄されにくくドロドロ血液になりやすい
  • 血栓ができやすい
  • 脱水症状を起こしやすい
  • 頭痛、体温上昇、脈拍上昇などの症状が出やすい
  • 便秘しやすくなる

効率的な水分摂取の仕方

必要な量

人間の体から失われる水分量は1日2,000~2,500mlです。
食事から摂取する水分量は約1,000ml、体内での代謝水(呼吸での水分、水素の酸化で生じる)として約200mlとすると飲料水としての水分補給は約800~1,300mlになります。
汗をかいた場合は約1,800mlの水分を補給してよいでしょう。

飲み方は

水分を一気に飲むと、過剰な水分が胃液を薄くして消化不良を起こし、バテやすくなります。
1回につき約200ml程度を何度かに分けて飲むことが理想的です。

朝、食事の時、3時のおやつや入浴後、就寝前などこまめに水分補給しましょう。
朝起きた時の体は、寝ている間に呼吸や皮膚を通して水分が失われていてナトリウム濃度が高くなっている状態です。朝起きたらコップ1杯の水分を取りましょう。
そして体を動かしている時はさらにこまめに水分補給をしましょう。体重の2%の水分を失うと軽い脱水症状になり、熱中症や熱けいれんを引き起こしてしまいます。また、アルコールを飲んだ時、下痢をしている時などは体内の水分が大量に失われていますので積極的に水分補給しましょう。

水分の摂りすぎると、腎臓の負担がかかり体がだるくなる、疲れやすくなるなどの症状が起こる場合もあります。

理想的な水分とは

最近では様々な清涼飲料水が販売されていますのでいろいろな味が楽しめます。
その中でも、ルイボスティーは人間の体に必要な、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、カリウム、亜鉛などのミネラルが豊富で、さらに脂肪の酸化を抑える作用である抗酸化作用と活性酸素を取り除くスカベンジ作用があります。

多種多様なお茶、煎茶、番茶などにも含まれていますが、これらには多くのカフェインとタンニンが含まれています。
カフェインを摂りすぎると中枢神経系に作用して眠りにくくなります。
ルイボスティーはカフェインも全く含まれていませんし、タンニンの含有も10分の1と、きわめて少ないのです。
ほかにも薬理作用もありオススメです。

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