毎日の朝食はなぜ大切なのか?

1日の始まり、その日の活力を作り出す朝食からです。
しかし、厚生労働省の調査によると朝食を食べない人が年々増加しています。

朝食欠食率(ちょうしょくけっしょくりつ)
特定の集団において、朝食を摂る習慣のない人の割合。集団の中で朝食を摂る習慣のない人の割合のことを指します。厚生労働省の「国民健康・栄養調査」の経年変化によると、成人における朝食の欠食率は平成19年以降、男性15%程度、女性10%程度で推移しています。年齢階級別にみると、男女とも20歳代で最も高く、年齢階級が上がるのに従い低下する傾向が認められます。なお、ここで言う 「欠食」とは、「菓子、果物、乳製品、嗜好飲料などの食品のみの場合」、「錠剤などによる栄養素の補給、栄養ドリンクのみの場合」、「何も食べない」に該当した場合をいいます。
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-セルフネットより

なぜ、朝食を食べないのか?

朝食を食べない理由として多いのが以下です。

  • 食べるよりも少しでも長く寝ていたい
  • 朝は食欲がない
  • 朝は忙しくて食べる時間がない
  • ダイエット中で食べない

なぜ、朝食が必要なのか?

目覚めた直後は血糖値が低く、内臓や神経、脳の働きが低下しています。
しっかり体を目覚めさせ、活動状態にするために朝食が必要なのです。

脳は寝ている間も活動しているため、目覚めるころにはエネルギーは空の状態です。
朝食を食べないとエネルギー供給されないため、だるさや疲れが残るなどの状態になります。
また脳にエネルギーが送られないため、仕事や勉強の効率が下がり、集中力に欠けるなどが起こります。

朝食を食べると、睡眠中に下がった体温を上げ、体や脳を活性化させます。
さらに消化液などの分泌も高まり、消化器官が活発に働き、食後に排便を促す働きがあります。

つまり朝食は

  • 1日の食生活のリズムをつくる
  • 低下した体温を上昇させ体を目覚めさせる
  • 活動エネルギーを送る
  • 脳のエネルギーを作り出す
  • ホルモンや酵素の分泌を促進し生体リズムを整える
  • たくさんの栄養が取れる

朝食を食べないと筋肉が落ち、基礎代謝が低下します。
そのため、逆に太りやすい体質になります。

どんな朝食がいいか?

穀類は必ず食べよう

穀類とは、ごはん、パンの事です。主成分の糖質がグリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄えられます。グリコーゲンはブドウ糖に変換し、脳や神経、赤血球のエネルギー源になります。ブドウ糖は人間の脳を働かせる唯一のエネルギー源です。食欲がない時は、おかゆやうどんなどが良いでしょう。

タンパク質をとろう

タンパク質は体温上昇に効果的です。炭水化物の3倍、脂肪の5倍もの体熱生産力があるといわれています。体温が上昇すると血液のめぐりが良くなり体にエネルギーが運ばれます。牛乳、乳製品、卵、魚類、肉類、大豆製品を1品以上は食べましょう。

コップ1杯の牛乳を飲もう

牛乳はタンパク質やカルシウム、ビタミン類や脂肪がバランスよく含まれています。
また小魚や野菜より吸収がよく、脂肪分で豊富でスタミナになります。

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