日々の出来事

平均寿命と健康寿命の差は男性9年、女性12年

平均寿命と健康寿命の差って何?

2019(令和元)年における我が国の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳であり、健康寿命とはそれぞれ約9年、約12年の差があります。
国民一人ひとりが健やかで心豊かに生活できる活力ある社会を実現し、社会保障制度を持続可能なものとするためには、平均寿命を上回る健康寿命の延伸を実現することが必要です。
※厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトより

令和元年の厚生労働省が公表した資料によれば、

性別  平均寿命    健康寿命

男性   81.41歳    72.68歳

女性   87.45歳    75.38歳

 

健康寿命というのは、元気に自立して過ごせる期間のことを言います。
平均寿命より男性なら約9年、女性なら約12も年も短いという事をご存知でしょうか?

健康上の問題もなく何の制限もなく生活できる期間を「健康寿命」といい「平均寿命」というのは、健康、不健康な状態などは関係なく、生存している期間を言います。

日本は世界的にも長寿国と言われていますが、社会保険制度が整っているためだとも言われています。日本以外の国ですと、ちょっとした病気で受診しようものなら、びっくりするくらいの高い医療費を請求されてしまうので、簡単に病院にも行けないと言います。日本はちょっとした不調でも病院に行って簡単に受診できますし、健康保険証を使って〇割負担分だけ支払えばよいので、外国のようにちょっとした風邪で病院に受診してびっくりするような高額の医療費を請求されるという事はありませんよね。

「私はまだ元気だから大丈夫」なんて思っていませんか?
自立した生活を送ることが出来ず、家族の支援や介護、または有料の支援や介護が必要で、日常生活に制限がある期間が平均で男性なら9年、女性で12年もあるという事なのです。
日常生活を何の制限もなく過ごせることのできる「健康寿命」を延ばすことがとても重要な課題ですよね。
そんなことわかっていても、ある日突然、それまでの自立した生活が送れなくなる出来事、ケガ、病気になってしまった…という話を、知人、友人から聞いたことはあるでしょう。

健康寿命を延ばすにはどうしたらよいのか?

平均寿命と健康寿命には男性で約9年、女性で約12年の開きがあります。つまり、この日常生活が制限される期間というのは、病院に受診することによる「医療費」や自立した生活を送れないがために「介護費用」の負担も大きくなるという事が言えます。
医療費、介護費用、入院費用などで、年金だけでは足りなくなり、老後資金として貯蓄していたものを医療費にあてたりしなくてはならなくなり、貯金を切り崩し、生活費をも圧迫してしまうというケースも増えているようです。

■どうすれば人生の最晩年まで自立した暮らしが送れるか

現代社会では、便利になった一方で、昔に比べてカラダを動かす作業が大幅に減っています。お掃除も、昔はカラダを動かしていたので、良い運動になっていたものです。今は自分は何もしなくてもロボット掃除機が自動ですみずみまできれいにしてくれますし、洗濯にしても、洗剤も最初からセットしておけば乾燥まですべて自動でやってくれますから、重たい洗濯ものを洗濯籠に入れて、階段を上ってベランダまで運んで一つ一つを干す作業もしなくなっているわけですね。日常の家事でも便利になった一方でカラダの筋力を使わずに済んでしまうようになっています。それが筋力の低下にもつながってしまいます。健康寿命を短くする原因として他に、運動不足、喫煙、ストレス、睡眠不足、があげられます。これらは糖尿病、肥満、脳心疾患のリスクも高めます。

 

■食生活の見直し

病気の9割の原因と言われる「活性酸素」は生活環境のあらゆる場面で発生します。特に気を付けたいのは、スーパーで販売されている多くの食品の中に、農薬や除草剤などを使用していたり、加工の段階で防腐剤や殺菌剤、変質防止剤、着色料、甘味料、保存料、防カビ剤、乳化剤、増粘剤、安定剤、膨張剤、酸化防止剤、凝固剤、酸味料、香料などが添加されているものがあります。これらの化学物質は食品添加物として体内に入ります。特に加工食品には様々な種類の添加物が入っています。試しにスーパーなどで商品を購入する際にぜひ裏面の原材料という項目を確認してみてください。簡単だからと手軽なインスタント食品やレトルト食品、冷凍食品を毎日の食事に積極的に摂り入れることで、各種の食品添加物や保存料、人工化学物質をカラダに大量に摂り入れることになります。ハムやソーセージなどの食肉加工食品、カップ麺、お菓子、清涼飲料水などには着色料なども含まれているものもあります。これらの食品添加物は体内に入ると蓄積され、免疫機能を低下させる「活性酸素」を大量に増やすのです。とはいえ全くとらないのはかなり難しくなります。なるべく添加物の少ない食品を選ぶようにするのがポイントです。特に海外で規制されている添加物が、日本では使用許可されているもの(赤色2号、赤色102号など)もあります

 

  • 参考 ハムの原材料→原材料:豚肉、豚脂肪、食塩、還元水あめ、香辛料、粉あめ、ポークエキス、混合調味エキス、たん白加水分解物、ラード(豚肉を含む)、加工でん粉、調味料(アミノ酸)、リン酸塩(Na、K)、保存料(ソルビン酸)、pH調整剤、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硝酸Na)、香辛料抽出物、カルミン酸色素

 

■免疫力をあげ活性酸素に負けないカラダに

ほとんどの病気は菌やウイルスに自分の免疫力が負けたことで発生します。病気に負けない健康なカラダを維持するには免疫力を上げて自己治癒力を高めることが大切です。免疫力が高ければ「自己治癒力」が病気を治してくれます。自分の食細胞やリンパ球がしっかり力強く働いてくれます。この力は抗生物質を使うよりもずっと強力だと言われています。病気を治すのは薬ではありません。薬は症状を抑えるだけで病気そのものを治すチカラはありません。むしろ医薬品は活性酸素を増やす要因のひとつでもあります。

 

■免疫力を上げる方法

充分な睡眠をとる、過労を避ける、過度なストレスを避ける、生活環境の改善、腸内環境の改善などが大切です。規則正しい生活環境により、ホルモンバランスが整い、自己免疫力を上げることが出来ます。腸内環境を整えるために、納豆やキムチ、お漬物、などの発酵食品を積極的にとり腸内の善玉菌を増やしましょう。

 

■ファイトケミカルを多く含む食品を積極的に摂りましょう。

・大豆-イソフラボン ・茶-カテキン ・にんにく-アリシン ・キャベツ-イソチオアネート ・ナス-ナスニン、アントシアニン

・生姜-ショウガオール、ジンゲロール ・人参-カロテン ・セロリ-硫化アリル ・タマネギ-ケルセチン ・トマト-リコピン
・ブロッコリー-スルフォラファン ・ピーマン-クロロフィル ・柑橘類-リモネン、フラボノイド ・玄米-フェルラ酸

 

【まとめ】 

これらの食品を毎日摂ることにより、カラダの免疫力がアップすると言われていますので是非積極的に摂り入れてください。そして運動、特に筋トレをして、あらゆる病気に負けないカラダで健康寿命を延ばしましょう。

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